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EN-ジェイと優里がデュオした2曲とは?エモい歌詞の考察とコラボ裏話も

ENHYPENジェイと優里がデュオした2曲とは?エモい歌詞の考察とコラボ裏話も Songs (楽曲)
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ENHYPENエンハイフン / エナイプン1 のメンバーである JAYジェイ と日本のシンガーソングライターである 優里ゆうり がコラボした曲について、楽曲構成やタイトル・歌詞の意味/解釈など、カバー曲にまつわる様々な情報を整理しまとめておきます。

また、本人やメンバーが Weverseウィバース LIVEライブ2 などで明かしてくれた裏話についても、関連情報として綴っておきます。

この記事をご覧になった方が曲への理解度が高まり、ジェイと優里による「ドライフラワー」と「Always」のデュオをより楽しんで聴かれると嬉しいです。

ドライフラワー の基本情報

ドライフラワー」は、ENHYPEN の公式 YouTube チャンネルで披露された優里の楽曲です。

ジェイがご本人と一緒にカバーしています。

[コラボレーション カバー] ENHYPEN ジェイ & 優里 – ドライフラワー (原曲:優里)
🗓2023年3月18日

ENHYPEN Official YouTube

優里による「ドライフラワー」

「ドライフラワー」は、2020年10月25日にリリースされた優里の配信限定シングルです。

また、優里の 1stファースト アルバム「いち」の 2曲目に収録されています。

比較のため、THE FIRSTファースト TAKEテイク の映像へリンクを貼っておきます。

優里 – ドライフラワー / THE FIRST TAKE
🗓2020年10月30日

THE FIRST TAKE
時系列
時系列

ENHYPEN の韓国デビューが 2020年11月30日 ですから、ちょうど準備期間中にリリースされたことになります。

ドライフラワー の楽曲構成

「ドライフラワー」の楽曲構成とパート分け(歌割り)を、図にまとめてみました。

楽曲構成とパート分け: ドライフラワー(ジェイと優里のデュオ)
楽曲構成: ドライフラワー (Cover)

アコースティックギターのサウンドが切なく、胸に染みる J-POP です。

Aメロ→Bメロ→サビの基本的な流れにCメロを経て、最後の大サビへ繋がるシンプルな構成になっています。

カバー時は1番を優里・2番をジェイが担当し、Cメロから大サビは交互に、最後は2人で一緒にハーモニーを奏でていました。

綺麗な発音
綺麗な発音

日本語の歌詞でもサラっと歌い上げる、ジェイの歌唱力が見事です。

ドライフラワー のタイトル・歌詞の解釈

著作権の都合上、「ドライフラワー」の歌詞全てを書き出して説明することは難しいため、ポイントを絞って自分なりの解釈を綴っておきます。

この曲は、優里のデビュー曲「かくれんぼ」で描かれた『僕』と『君』が登場し、『君』側の視点で書かれたアフターストーリーとなっているようです。

一般的な恋愛関係の2人を表現するため、下表のように登場人物を整理しました。

登場人物「かくれんぼ」「ドライフラワー」
A(男性?)貴方、君
B(女性?)
「かくれんぼ」と「ドライフラワー」の登場人物を整理

都合のいい貴方、疑心暗鬼な私

多分 君じゃなくてよかった
もう泣かされることもないし
「私ばかり」なんて言葉も
なくなった

(作詞: Yuuri | 2022年 優里 [壱] の「ドライフラワー」から引用)

ずっと話そうと思ってた
きっと私たち合わないね
二人きりしかいない部屋でさ
貴方ばかり話していたよね

(作詞: Yuuri | 2022年 優里 [壱] の「ドライフラワー」から引用)

まずは、2番Aメロ前半と1番Aメロ後半の歌詞を引用させていただきました。

こじれてしまった2人の関係が、具体的に描かれています。

私(B)は貴方(A)に言いくるめられて、話したいことを伝えられない(または、あえて伝えない)でいたのでしょうか?

「私ばかり」に続く言葉は、『我慢している』や『傷ついている』なのかもしれません。

「ドライフラワー」の歌詞を見ていると私(B)だけが被害者のように見えますが、対になる「かくれんぼ」で貴方(A)側の受け取り方も確認してみましょう。

君はまたねって言ったよね
嘘はやめてと口うるさく言ってたでしょ
そんな君が嘘をつくの?
僕を一人置いていくなんて間違ってるよ

(作詞: Yuuri | 2022年 優里 [壱] の「かくれんぼ」から引用)

こちらは「かくれんぼ」から、1番Bメロの歌詞を引用させていただきました。

君(B)は僕(A)に対し、「嘘はやめて」と何度か繰り返し話していたことがわかります。

貴方(A)の言動が信じられなくなって、相手に不信感を抱く私(B)の姿が浮かびます。

男女関係のトラブルのようなものが、すでに背景にあったのかもしれません。

色恋沙汰
色恋沙汰

想像するに、疑い深い B が A の異性関係をとがめるような状況が何度かあって、その度に A が釈明していたけれど、そのうち B も言い争いをやめてしまった…というような状況でしょうか。

「赤黄藍色」は楽しかった頃の鮮やかな思い出

赤黄藍色が胸の奥
ずっと貴方の名前を呼ぶ
好きという気持ち また香る

(作詞: Yuuri | 2022年 優里 [壱] の「ドライフラワー」から引用)

Cメロ後半の歌詞を引用させていただきました。

赤黄藍色あかきあいいろ」という色が実際にあるの?と思って調べてみましたが、ここでは「赤」「黄」「藍」の3色を繋げた言葉のようです。

英語版の歌詞では “Yellowイエロー redレッド andアンド blueブルー callingコーリング outアウト yourユア nameネーム”(黄色・赤・青があなたの名前を呼んでいる)と訳されています。

藍色は、植物由来の深い青色のことです。(英語では indigoインディゴ といいます)

「ドライフラワー」という植物を扱う手前、青よりも藍色のほうが音や雰囲気が馴染むと選ばれたのかもしれません。

また、赤・黄・青は色の三原色(色料の三原色)であることから、鮮やかな景色や記憶を連想させ、関係が良好だったころの2人の思い出を暗喩しているものと思われます。

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ドライフラワーの寿命と失恋期間

ドライフラワーみたい
君との日々も
きっときっときっときっと 色褪せる

(作詞: Yuuri | 2022年 優里 [壱] の「ドライフラワー」から引用)

ドライフラワーみたく
時間が経てば
きっときっときっときっと 色褪せる

(作詞: Yuuri | 2022年 優里 [壱] の「ドライフラワー」から引用)

1番・2番サビ後半の歌詞で、ドライフラワーいろせる』ものの象徴として描かれている部分です。

本来のドライフラワーは、生花を長持ちさせるために自然または人為的に乾燥させたもので、褪せた色も風合いとして楽しむものだということをご留意ください。

まだ枯れない花を
君に添えてさ
ずっとずっとずっとずっと
抱えてよ ah, ah

(作詞: Yuuri | 2022年 優里 [壱] の「ドライフラワー」から引用)

こちらは大サビの最後を引用させていただきました。

ドライフラワーになる前の生花を君(A)に添えて(贈るから)、ずっと抱えていてと B の願いが込められています。

まだ枯れない花』には、私(B)が貴方(A)を嫌いになれない、つまり未練があることを含んでいるようにも受け取れます。

また一般的に、ドライフラワーの寿命は数か月~1年のようです。

せめて同じくらいの期間はこの別れを悲しんで欲しい、貴方(A)の心に留まる恋愛であって欲しいという私(B)からのメッセージなのかもしれません。

強がり?
強がり?

思えば「理由もちゃんと話せない」状態で『またね』という言葉だけ残してアパートを出ていった私(B)のことは、相手(A)にしてみれば突然で理解が追い付かない状況でしょう。それでも私(B)はずっと考えていたことで、1人で抱えていた辛さを相手にも味わって欲しいと思ったのかもしれません。

コラボレーションカバーの Always

「ドライフラワー」カバー映像公開の翌日に、優里の公式 YouTube チャンネル(優里ちゃんねる)で「Always」のコラボレーションカバーが公開されました。

[コラボレーション カバー] ENHYPEN ジェイ & 優里 – Always (原曲:ENHYPEN)
🗓2023年3月19日

優里ちゃんねる【公式】

映像からもわかるように、アコースティックアレンジで披露されています。

カバー時の「Always」楽曲構成とパート分け(歌割り)を、図にまとめてみました。

楽曲構成とパート分け: Always(ジェイと優里のデュオ)
楽曲構成: Always (Cover)

イントロは2人で一緒に歌い、その後は短いフレーズを交互に歌っています。

原曲は明るく爽やかなイメージがありますが、優里の歌声で深みや重みが増し、ひと味違う大人の「Always」へと変化していました。

いいね
いいね

「ドライフラワー」の映像と比べると、曲調の違いもありますが、ジェイの表情が和らいでいるように見えます。持ち歌を推しと一緒に歌える喜び…感慨深い出来事でしたね!

「Always」の楽曲詳細については個別にまとめていますので、リンク先の記事をご参照ください。

コラボレーションの関連情報

今回のコラボレーションについてメンバーが Weverse LIVE で話をしてくれていますので、関連情報として整理しています。

ジェイ本人から語られたビハインド

情報の解禁日(2023年3月17日)にヒスンとジェイの2人が Weverse LIVE に現れ、ビハインドを話してくれています。

7년즈
(「7年ズ」2023年3月17日)

(1′25″~)
ヒスン 「JAYさん、コンテンツが出ますよね」
ジェイ 「はい」
ヒスン 「おめでとうございます。今回のカバーコンテンツをJAYさんが優里さんと一緒にやって、そうだということです。説明をしてよ」
ジェイ 「HEESEUNGさんを皮切りに、2番目でENHYPENで新しいコンテンツを出すことになりました。HEESEUNGさんも分かると思いますが、すごく時間がかかりますよね」
ヒスン 「そうですね。時間がかかるね」
ジェイ 「大体のことを申し上げると、コラボレーションは誰かに連絡してもらったわけではなくて、僕が単刀直入に優里さんの歌をやってみたくて、一人でやるのもちょっとって思って。一緒にやってみたいという思いで無鉄砲に会社の日本部署にお願いして連絡してみたら、あまりにも快く引き受けてくださって、一緒にやることになりました。大体1年のプロジェクトでした」

(中略)

ジェイ 「僕はとても… お知らせが今日出ましたが 『Always』も一緒にやることになって。それで僕が京セラドームが終わって翌日に、僕と、NI-KIさんは家族と時間を過ごすために2人で残って、僕は優里さんと一緒に撮影しました。前日にコンサートだったんですよね。セトリに『Always』がありましたよね」
ヒスン 「そうですね」
ジェイ 「それで前日にリハーサルをやりながら、僕のパートも歌って、明日のこともパートのことも考えて、同時に」
ヒスン 「マイクを離して練習する」
ジェイ 「マイクを離して練習。マイクを離して練習して、また自分のパートの時に歌って。ずっと考えながら本当に紛らわしくて、実際にやった時も紛らわしかったです。撮影中に、すぐ前日にオリジナルで歌って」

Weverse

ジェイの希望で会社(HYBE JAPAN)を通じて依頼をし、1年がかりのコラボ企画になっていたことがわかります。

また、動画の撮影はコンサートの翌日に行われたようです。

「ENHYPEN WORLDワールド TOURツアーMANIFESTOマニフェストinイン JAPANジャパン」の追加公演が京セラドームで2023年1月21-22日に行われているので、翌日の1月23日が撮影日となります。

そういえば
そういえば

確か SNS 上で、ジェイとニキが都内で歩いているとの目撃情報が上がっていた覚えがあります。

「Always」のカバーでは他メンバーのパートも歌うため、コンサートのリハーサル中も練習していたなんて…努力家なジェイならではのエピソードです。

7년즈
(「7年ズ」2023年3月17日)

(9′09″~)
ジェイ 「音楽についても優里さんは作詞作曲を一人で全部やられる方ですので、それもたくさん聞いてました。現場に行って撮影の休憩の時に、普段 作曲はどうされてるのか、歌詞を書く時に何を思ってらっしゃるのか、有名な歌を言いながら この歌は一体どこからスタートされたのか、こういうのをたくさん聞きました。いつもそうですが、やっぱり天才は違うなと思ったのは、とても日常的なものからスタートされたんです。『Dried Flower』も… ビハインドですが、とにかく乾いた花ですよね。でもただお母さんの家にあって、いい素材になると思ってスタートしたということです。やっぱりこういうのは日常からなんだと思いました。色々といい勉強になりました。作詞作曲をするシンガーソングライターとの対話はとても新しかったです。僕の場合は そうでした」

Weverse

同 LIVE 内で、「ドライフラワー」の成り立ちについても明かしてくれています。

優里のご実家にあったドライフラワーが、曲作りのきっかけとなっていたようです。

勉強熱心
勉強熱心

ていねいに言葉を選びながら、日本語で優里に話しかけるジェイの姿が目に浮かぶようです。貴重な経験になったね、ジェイ!

ニキも好きな「ドライフラワー」のカバー

こちらはヒスンとジェイの Weverse LIVE から4日後、ニキが「ドライフラワー」のカバーについてコメントしています。

👋
(👋 [Voice Only] 2023年3月21日)

(2′45″~)
ニキ 「JAYさんと優里さんのコラボも見ました。すごくよくて、ずっと聞いてたんです。実はその歌が優里さんの歌の中で一番好きなので昔からずっと聞いてたんですけど、JAYさんとその方がコラボすることになるとは思ってませんでした。それがすごくかっこよくて本当によかったです。次…、その時に僕も撮影現場に行ったんですけど、ご挨拶できなくてそれが残念でした。次に機会があれば」

Weverse

ニキも「ドライフラワー」の楽曲が好きで、よく聞いていたことを明かしてくれています。

ジェイと一緒に、撮影現場を訪れていたようです。(目撃情報は事実でしたね!

その日ニキは優里に挨拶できなかったようですが、後に優里が ENHYPEN のコンサートを見に来たことを SNS 上にアップしており、継続して交流があるようで何よりです。

優里とのコラボを匂わせていたジェイ

過去の Weverse LIVE で、ジェイは優里の歌を聴いていることを話していました。

심심하면 들어오세요😉
(「退屈したら入ってください😉」2022年6月1日)

(20′27″~)
ジェイ 「ここに 日本の方はいらっしゃいますか?最近日本の好きなアーティスト、優里さんという方がいらっしゃって、その方の歌をたくさん聴いています。すごくエモいんですよね。最近優里さんの歌をいっぱい聴いてます。感動的だし、なんか心にずっとする(ぐっとくる)感じがあって最近いっぱい聴いてるんですけど、すごく好きです」

Weverse

ヒスンの「Off My Face」カバーが公開された直後のことで、引用した発言の後に英語版の「Driedドライド Flowerフラワー」を流していました

この時すでに、コラボの構想があったのかもしれませんね。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。

ENGENEエンジン3 予備軍の方は、ENHYPEN ジェイと優里のコラボ曲「ドライフラワー」と「Always」について多少なりともご理解いただけましたでしょうか?

また先輩 ENGENE の方は、私の整理した「ドライフラワー」と「Always」の関連情報について間違いありましたら、ご指摘いただけると助かります。

リアクションお待ちしています。
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✨ Special Thanks ✨
アイキャッチ画像:그림 빛 様
埋め込み動画のサムネイル画像:Jan Alexander
Pixabay

脚注
  1. ENHYPEN(エンハイフン/エナイプン):BELIFT LAB(HYBE LABELS)所属の7人組 K-POP アイドルグループのこと。

    ↩︎
  2. Weverse LIVE(ウィバース ライブ):Weverse 内ファンコミュニティのリアルタイム映像ストリーミングサービスのこと。

    ↩︎
  3. ENGENE(エンジン):ENHYPEN のファンを指す言葉。

    ↩︎

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