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日本語のLet Me In (20 CUBE)、韓国語との違いを7分類で比較!MV有無も

日本語のLet Me In (20 CUBE)、韓国語との違いを7分類で比較!MV有無も Songs (楽曲)
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ENHYPENエンハイフン / エナイプン1 の日本語曲「Letレット Meミー Inイン (20トゥエンティ CUBEキューブ) [Japaneseジャパニーズ Ver.バージョン]」について、楽曲構成やタイトル・歌詞の意味/解釈、ダンスの見どころや関連映像など、曲にまつわる様々な情報を整理しまとめておきます。

この記事をご覧になった方が曲への理解度が高まり、日本語の Let Me In (20 CUBE) をより楽しんで聴かれると嬉しいです。

日本語の Let Me In (20 CUBE) を原曲と比較すると、こんな違いが (7分類)

日本語の「Let Me In (20 CUBE)」を、基本情報・楽曲構成・パート配分・タイトルの意味・歌詞の意味/解釈・MVエムヴィ2の有無・ダンス有無の7分類で原曲(韓国語版)と比較しました。

  1. 基本情報
    日本語の楽曲。日本 1st シングル「BORDER: 儚い」2曲目に収録。また、日本 1st アルバム「定め」8曲目にも収録。
  2. 楽曲構成
    韓国盤からの変化なし
    Aメロ→Bメロ→サビの流れに間奏やCメロが配置された、レゲエ調の K-POP。音源(YouTube 公式チャンネル)
  3. パート配分
    韓国盤からの変化なし
    ヒスン > ニキ > ジョンウォン > ソンフン の順にパート配分が多い。
  4. タイトルの意味
    韓国盤からの変化なし
    タイトル「Let Me In」は『中に入れて』、「(20 CUBE)」は20cm3正立方体の水槽を意味している。
  5. 歌詞の意味/解釈
    表向きは可愛いラブソング。裏にはヴァンパイアとしての自分探しや、ヴァンパイアの恋愛についても含まれている。Cメロ歌詞は、次の活動を暗喩したもの
  6. MVの有無
    なし。
  7. ダンス有無
    あり。(韓国盤からの変化なし練習動画(YouTube 公式チャンネル)

基本的に、韓国語版から歌詞を日本語訳したものとなっています。

日本語の方で歌詞の意味に気付いた点がありますので、こちらの記事で綴っています。

日本語の Let Me In (20 CUBE) 基本情報

「Let Me In (20 CUBE) [Japanese Ver.]」は、ENHYPEN の日本 1stファースト シングル「BORDERボーダー: はかない」の2曲目に収録されています。

また、日本 1st アルバム「さだめ」の8曲目にも収録されています。

TMI
TMI

日本 ENGENEエンジン3 の間では、「レミイン」と略して呼ばれていたりします。

日本語の Let Me In (20 CUBE) 楽曲構成・パート分け

日本語の「Let Me In (20 CUBE)」について、楽曲構成とパート分け(歌割り)を図にまとめてみました。

原曲(韓国語版)から、楽曲の構成・パート割りの変化は無さそうです。

楽曲構成とパート分け: Let Me In (20 Cube)
楽曲構成とパート分け:
Let Me In (20 Cube)
パート配分
ヒスン > ニキ > ジョンウォン > ソンフン > ジェイ > ソヌ > ジェイク
Let Me In (20 CUBE) パート分け(歌割り)

日本語の Let Me In (20 CUBE) 歌詞の解釈

著作権の都合上、「Let Me In (20 CUBE) [Japanese Ver.]」の歌詞全てを書き出して説明することは難しいため、ポイントを絞って自分なりの解釈を綴っておきます。

すでに原曲(韓国語版)の方で記事にしていますので、主に日本語歌詞についての内容となります。

“ノノノ” は「君」のこと

まずは1番Aメロ、ジェイクが担当するパートの歌詞を引用させて頂きます。

Oh まぶしく輝くノノノ

(作詞: FRANTS, Kyler Niko, “Hitman” Bang, Lee Leejin, January 8th, Lee Seuran, danke, LUTRA, Jo Yuri (Jam Factory) | 2021年 ENHYPEN [BORDER: 儚い] の「Let Me In (20 CUBE) [Japanese Ver.]」から引用)

韓国語の歌詞をそのまま翻訳すると「Oh 宝石のように輝く 君 君 君」となる部分、「君 ()」を『ノノノ』と、そのまま音として残したようですね。

しかもカタカナ表記なので、元の歌詞を知らないと唐突すぎて理解できないかもしれません。

“Bring it back” は「取り戻せ!」

次は1番サビと2番Aメロの間に入る、ニキが担当するラップパートの歌詞を引用させて頂きます。

Bring it back

(作詞: FRANTS, Kyler Niko, “Hitman” Bang, Lee Leejin, January 8th, Lee Seuran, danke, LUTRA, Jo Yuri (Jam Factory) | 2021年 ENHYPEN [BORDER: 儚い] の「Let Me In (20 CUBE) [Japanese Ver.]」から引用)

日本語ではなく英語なので、韓国語版の方で取り上げても良かったのですが…どう訳すのが良いのか悩んでいた部分です。

直訳すると「持って帰って来て」や「返しに来て」という意味になりますが、bringブリング には本来あるべき場所に戻しに行く・来るという意味合いがあるようで、ここでは「取り戻せ」という訳が適当なのではないかと考えています。

韓国語版の MV では、ジョンウォンの耳元でニキがこの歌詞を呟く演出になっていました。

MV の構成的に次元の異なる場面で自分自身をそれぞれ探しているような作りになっていたため、楽曲に隠されたもう一つのテーマを印象付けるキーワードなのかもしれません。

“shining blue” が『赤く』なるとは…

Oh shining blue赤くて
(赤くて 赤くて)
Baby 痛みに花が咲く
Woo yeah

(作詞: FRANTS, Kyler Niko, “Hitman” Bang, Lee Leejin, January 8th, Lee Seuran, danke, LUTRA, Jo Yuri (Jam Factory) | 2021年 ENHYPEN [BORDER: 儚い] の「Let Me In (20 CUBE) [Japanese Ver.]」から引用)

2番サビと大サビの間にある、Cメロ部分の歌詞を引用させて頂きました。

韓国語の歌詞をそのまま翻訳すると、「Ohオー shiningシャイニング blueブルー が赤くなっても」「(赤くなっても 赤くなっても)」「Baby 苦痛の中 喜びが咲く」となる部分です。

韓国語版の MV でも青と赤の対比が描写されており、この歌詞をイメージしたものと考えています。

まず shining blue ですが、直訳すると「輝く青」となりますね。

これだけでは何のことだか良く分からず、MV でソヌが口にしていた青く光る飲み物のことを指すのだと思っていましたが… Shining-blue kingfisherキングフィッシャー(青く輝くカワセミ)を示しているのでは?と推測しました。

YouTube の公式チャンネル「EN-TERエンター keyキー」のコンテンツで、鳥の図鑑をヒスン・ジェイク・ソンフンが眺めている動画がありましたよね?

直前まで犬の話をしていたと思うのですが、読み始めたのは鳥の本だったので違和感があったのを覚えています。

[EN-TER key] 僕たちに似ている動物はどれ?
🗓2021年1月26日

ENHYPEN Official YouTube

shining blue はカワセミと仮定して、「赤くて」は何を示すのか…メスの下くちばしが赤いという特徴しかありません。

色々と調べているうちに、カワセミに似た赤色のアカショウビンという珍しい鳥がいることが分かりました。学名が、英語で Halcyonハルシオン coromandaコロマンダ というそうです。

学名の Halcyon coromanda が少し引っかかって…ハルシオンという言葉、どこかで聞いた覚えがあると思ったら、薬の名称にありました。

睡眠導入剤の名前になっていたようですが、作用効果が高く有効である反面、依存性もあり乱用される恐れがあるということで、現在では安全性の高い別の薬に置き換わっているようです。

「痛みに」は、この薬の名前から連想されたのかもしれません。

トリアゾラム – Wikipedia
命名 > 商品名の『ハルシオン』は…

また、ハルジオンという植物も存在します。キク科の春に花が咲く雑草で、地域によっては「貧乏草」(折ったり摘んだりすると貧乏になってしまう、という言い伝えから)と呼ばれている草花です。

韓国語歌詞には無かった表現で が咲く」と訳されたのは、このハルジオンをイメージしているのかもしれません。

Harujion.jpg
Sphl投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 3.0, リンクによる

ハルジオン – Wikipedia

そしてハルシオンの語源には、ギリシャ神話の女神ハルシオン(アルキュオネー)が関係することも分かりました。

アルキュオネーは神話の中でカワセミに姿を変えることから、カワセミ自体の別名としてハルシオンが用いられることもあるそうです。

ENHYPEN の 1st スタジオアルバムとなるDIMENSIONディメンション : DILEMMAジレンマ」の背景にはギリシャ神話があることを思うと、Let Me In (20 CUBE) の歌詞でほのめかしていてもおかしくはないですね…。

難題すぎる
難題すぎる

ここにも HYBEハイブ4 の巧妙なヒントが盛り込まれていたとは。(いや、でもこれは難しいですよ~)

長々と綴った内容を、下表のようにまとめました。

突如として現れるこの歌詞、何を示唆しているのかずっとモヤモヤしていましたが、このように考えると特に歌詞自体には意味がなく、次の活動への繋がりを込めたものと理解しました。

歌詞意味
shining blueカワセミの一種 → 別名「ハルシオン
が赤くてアカショウビン → 学名「ハルシオン・コロマンダ」
痛みにハルシオン(睡眠導入剤の商品名)を連想
花が咲くハルジオン(春に花が咲く雑草)を連想
総じて、ギリシャ神話の女神「ハルシオン」に繋がり、次の活動を暗喩したもの
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日本語の Let Me In (20 CUBE) に MV はありませんでした…

調べてみましたが、残念ながら日本語の「Let Me In (20 CUBE)」には MV が見当たりませんでした。

「BORDER: 儚い」のタイトル曲5は「GivenギヴンTakenテイクン [Japanese Ver.]」であり、「Let Me In (20 CUBE) [Japanese Ver.]」は収録曲としてプロモーション用の映像はなさそうです。

見つかりませんでした (イメージ画像)

参考までに、韓国語版で用意されていた MV のリンクを、次に貼っておきます。

日本語の Let Me In (20 CUBE) ダンス見どころ

K-POP の楽曲には、歌と同じくらいダンスでの表現も欠かせませんよね。

日本語の「Let Me In (20 CUBE)」は、韓国語版からダンスの振り付けに変化は無さそうです。

韓国語版でもいくつかご紹介しましたが、メンバーが2020年12月13日の VLIVEブイライブ6 でポイントを語ってくれていましたので、次に引用しておきます。

엔진 여러분과 함께하는 수다타임😃
(ENGENE の皆さんとのお喋り😃)

(19′57″~)
ソンフン 「ENGENEの方々はヒスンヒョンと僕の『Nemo』のパートが本当にお好きなんだ」
ヒスン 「そうだね」
ソヌ 「そうです」
ジェイ 「『Nemo』」
ヒスン 「僕たちが ステージを破りました」
– 中略 –
ジョンウォン 「でも元々、ウィンクが決まっていないんです」
ジェイク 「そうだね」
ジョンウォン 「2人がこうやって入れたんです」
ジェイク 「そうです」
ヒスン 「まず一番最初に僕が考えました」
ソヌ 「でも本当にすごい」

(20′32″~)
ヒスン 「『Let Me In』はすごくポイントが多いじゃないですか」
ソヌ 「そうです」
ヒスン 「ニキ」(間奏部分の振りを真似する。)
ヒスン 「ソヌが少し…」(「青の波間に」「その無欠さ 壊れるかもな」歌詞部分の振りを真似する。)
– 中略 –
ヒスン 「それからジョンウォンがフック*1に入る部分があるし」(人差し指を立て、1番サビの振りを真似する。)
ソンフン 「それと、ジェイと3人がこうやってくっつくやつ」
ヒスン 「そこは本当に興味深いです」
ジェイ 「合体するロボット」
ジェイ 「合体するロボット。1パートで…4人で一緒にやる…」
ジェイク 「そうです」
ジェイ 「すごい合体パフォーマンス」
ソヌ 「そしてイントロの月もすごくきれいだよね」
ヒスン 「僕が一番なまめかしいと思う部分はジェイクの…」(右手でOKを作る)
ジェイク 「すごくいいんだ、ここ」
ジョンウォン 「これがポイントです」
ジェイク 「唇を噛んで」

*1 フック(hook):ヒップホップ用語で、リスナーの印象に残るような楽曲のサビ部分を指す言葉。英語の hook(引っ掛ける)より。

Weverse

サビ部分のヒスン・ソンフンが歌うNemoニモ』の歌詞に合わせてウインクする部分は、当初振り付けとして決まっていた訳ではなく、ヒスンが考えたと話してくれています。

また、1番Bメロのジェイパートで、ニキとジョンウォンが交互にジェイの元に寄ってくる振り付けがありますが、「合体するロボット」と表現していますね。

最後のジェイクも加えて4人、ということなのでしょう。

ヒスンのお気に入りポイントは、2番Bメロのジェイクパート「すでに完璧で」の部分でOKマークを作る振り付けのようです。

ステージ映像をよく確認すると、ジェイクだけでなく皆で同じポーズをしています

日本語の Let Me In (20 CUBE) ステージ映像

音楽番組などで披露された日本語の「Let Me In (20 CUBE)」ステージ映像や関連映像について、いくつかピックアップして引用しておきます。

CDTV ライブ!ライブ! (2021年7月5日)

こちらは CDTVカウントダウン ティーヴィー ライブ!ライブ!7 に出演時の映像です。ENHYPEN の YouTube 公式チャンネルにて公開されています。

当時はまだコロナ禍でしたから、リモートでの出演になったようです。

CDTV LIVE! LIVE!:Let Me In (20 CUBE) 日本語版
🗓2021年7月5日

ENHYPEN Official YouTube

ステージは「BORDERボーダー: DAYデイ ONEワン」のパッケージを連想させる、長方形(横長)のライトが入れ子状にセットとして組まれていました。

衣装は縦ストライプを基調とした水色系のシャツと、紺色のパンツにハイカットのスニーカースタイルです。

MV の衣装によく似ています。ジョンウォンのベレー帽姿が印象的です。

さすが!
さすが!

CDTV は楽曲を編集することなく、フルサイズで放送してくれるので ENGENE としては本当に嬉しいですね。

ヒスンやソンフンが汗をかいているように見えるので、何度か事前練習をした後の撮影だったのかもしれません。

CDTV 公式YouTube (2021年7月3日)

先に紹介した番組出演の告知をしている動画が CDTV の公式 YouTube にありましたので、リンクを貼っておきます。

出演の2日前に公開されており、同じセットの前で同じ衣装を着て撮影されているため、生放送ではなく録画放映だったかもしれません。

CDTV:Let Me In (20 CUBE) 日本語版 告知動画
🗓2021年7月3日

CDTV 公式YouTube

メンバー全員が、日本語で話をしてくれています。

ニキを含め皆が少し緊張しているのか、表情がこわばっているようにも見えますね。

ジェイクはゆっくりですが、与えられた台詞を最後まで丁寧に話してくれました。

ジェイは余裕があるのか、流暢に話をしたあとで口元に笑みがこぼれています。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。

ENGENE 予備軍の方は、ENHYPEN の日本語曲「Let Me In (20 CUBE) [Japanese Ver.]」について多少なりともご理解いただけましたでしょうか?

また先輩 ENGENE の方は、私の整理した「Let Me In (20 CUBE) [Japanese Ver.]」の関連情報について間違いありましたら、ご指摘いただけると助かります。

Special Thanks 🙌
アイキャッチ画像:Anja 様
埋め込み動画のサムネイル画像:Jan Alexander 様・andresilva5
Pixabay

脚注
  1. ENHYPEN(エンハイフン/エナイプン):BELIFT LAB(HYBE LABELS)所属の7人組 K-POP アイドルグループのこと。

    ↩︎
  2. MV(エムヴィ):Music Video(ミュージックビデオ)の略。

    ↩︎
  3. ENGENE(エンジン):ENHYPEN のファンを指す言葉。

    ↩︎
  4. HYBE(ハイブ):韓国の総合エンターテインメント企業名。

    ↩︎
  5. タイトル曲:K-POPにてミニアルバム等が発売されるとき、そのアルバムの代表作となる1~2曲を指す。

    ↩︎
  6. VLIVE(ブイライブ):韓国のインターネット企業 NAVER(ネイバー)が運営していた動画配信サービス。2022年12月31日にサービス終了となり、一部 Weverse LIVE へ移行されている。

    ↩︎
  7. CDTV ライブ!ライブ!(カウントダウン・ティーヴィー・ライブ・ライブ):日本の TBS 系列で、毎週月曜日に生放映されている音楽番組のこと。

    ↩︎

コメント

  1. Cメロ歌詞の見解について、共感してくださるENGENEさん…どれほどいらっしゃるでしょうか🥺

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