ENHYPEN1 の曲「Always」について、楽曲構成やタイトル・歌詞の意味/解釈、ダンスの見どころや関連映像など、曲にまつわる様々な情報を整理しまとめておきます。
この記事をご覧になった方が曲への理解度が高まり、Always をより楽しんで聴かれると嬉しいです。
Always を要約すると、こんな曲 (7分類)
「Always」の曲を、基本情報・楽曲構成・パート配分・タイトルの意味・歌詞の意味/解釈・MV2の有無・ダンス有無の7分類でまとめました。
- 基本情報
日本語の楽曲。日本 2nd シングル「DIMENSION: 閃光」3曲目に収録。また、日本 1st アルバム「定め」7曲目にも収録。TVドラマ「ムチャブリ! わたしが社長になるなんて」の主題歌。 - 楽曲構成
Aメロ→Bメロ→サビの流れにイントロやCメロが配置された、爽やかで軽快な J-POP。音源(YouTube 公式チャンネル) - パート配分
ニキ > ヒスン > ジェイ の順にパート配分が多い。 - タイトルの意味
タイトル「Always」は『ずっと』という意味。 - 歌詞の意味/解釈
頑張りすぎている現代人を優しく癒し、自己肯定感を高めてくれている。イントロとサビ部分で繰り返される英文では「うまくいってなくてもやり直せるよ」「僕たちがすぐ駆けつけるし、いつでも君の味方だよ」と背中を押してくれる応援ソング。 - MVの有無
なし。 - ダンス有無
なし。
Always の基本情報
「Always」は、ENHYPEN の日本 2nd シングル「DIMENSION: 閃光」の3曲目に収録されています。
また、日本 1st アルバム「定め」の7曲目にも収録されています。
TVドラマ「ムチャブリ! わたしが社長になるなんて」の主題歌
「Always」は日本のTVドラマ「ムチャブリ! わたしが社長になるなんて」(以降、「ムチャブリ!」と略)の主題歌となっていました。
「ムチャブリ!」は 高畑 充希 さんが主演し、松田 翔太 さんと 志尊 淳 さんが脇を固めるお仕事・恋愛系のコメディドラマです。(2022年1月12日~3月16日、全10話)
スタートアップ企業の社長秘書をしていた 高梨 雛子(高畑充希)は、カリスマ上司で会社社長の 浅海 寛人(松田翔太)に子会社の社長を『ムチャブリ』で任され、子会社に出向してきたナマイキ部下である 大牙 涼(志尊淳)と会社も盛り立てていく…といったストーリーになっています。
「ムチャブリ!」は、家事の合間に流し見していました。会社の問題や女性としての悩みなど、30代女性が等身大の姿で向き合い、着実に乗り越えていく雛子の姿には憧れと共感を覚えました。(充希ちゃんがキラキラしていて…なんとも眩しいのですよ✨)
慣れないながらも社長として『頑張らなきゃ』という一生懸命な主人公に対し、ENHYPEN の「Always」が応援ソングとして元気をくれる存在になっていますよね!
Always の楽曲構成・パート分け
「Always」の楽曲構成とパート分け(歌割り)を図にまとめてみました。
爽やかで軽快なポップ・ソングです。
メンバー同士の掛け合いや、2人で一緒に歌う形式(デュオ)が取られており、聴いていて楽しい楽曲です。
Bメロの最後はジェイが担当していますが、「過ごしてないで」の低音から「ほら」の高音へ一気に歌い上げる部分が聴きどころです。
よく声が裏返らないなぁ~と感心しています。
パート分けとしてはニキが一番多いです。
次いでヒスン・ジェイのパート配分が多く、他のメンバーは同じくらいの比率になっています。
パート配分 |
---|
ニキ > ヒスン > ジェイ > ソンフン > ジョンウォン > ジェイク > ソヌ |
Always のタイトル・歌詞の解釈
著作権の都合上、「Always」の歌詞全てを書き出して説明することは難しいため、ポイントを絞って自分なりの解釈を綴っておきます。
タイトルは『ずっと』という意味
まずタイトルの「Always」ですが、日本では always という英単語を「いつも」という頻度を表す副詞として習うと思います。
ネイティブの方は「いつも」の意味以外にも「常に・必ず」や、「いつまでも・ずっと・永久に」といった意味合いでも使い、「(必要なら)いつでも・どんなときでも」といった控えめな提案をするときにも使うようです。
歌詞の中でも多様な意味で使われている always であるため、タイトルを日本語に訳すのは難しいところですが、一般的な「いつも」よりはサビ中盤で使われている「ずっと」の意味が適当であると思います。
ENHYPEN としては「君」 = ENGENE3 のそばに『ずっと』いるよと、隠れたファンソングであるかのようです。
「全然」と “make it right” の使われ方
You can make it right 全然 be all right
(作詞: Zopp | 2022年 ENHYPEN [DIMENSION: 閃光] の「Always」から引用)
We can make it right, always stand by you
イントロ部分を含め、全てのサビで使われている歌詞を引用させていただきました。
最初の英文は「全然」という日本語を含んでいます。ピリオド(.)の区切りが無いため、「全然」以降も含めて一文ですね。
「全然」という言葉は普段、後ろに否定形を伴って『まるで(~ない)・少しも(~ない)』という使い方をしますが、古くは『残りなく・すっかり』という意味で肯定的にも使われていたようです。
“be all right” は物事が「うまくいく」状態や、人が「元気で・無事で」ある状態を指しているとすると、「全然 be all right」は否定形を用いて『少しうまくいってなくても』や『まるで元気がなくても』と訳せます。
“You can make it right” の make it right ですが、日本語では様々な意訳ができるようです。
- 間に合う・着く
- 成功する・うまくいく
- 参加できる・都合がつく
- 回復する・乗り切る
後半が否定的な意味合いだったので、④の「回復する・乗り切る」という意味合いが強いでしょうか。
「うまくいってなくてもやり直せるよ」という励ましの言葉であると考えました。
続く “We can make it right” は、果たして「僕たちもうまくやれる」でしょうか?
同じように訳すと少し稚拙になり、繋がりのない文章になってしまいますね。
ここでは①の「間に合う・着く」と捉えて、「すぐに駆けつける・ぴったりと寄り添う」というニュアンスで使われているのではないでしょうか?
“stand by you” は直訳で「あなたのそばに立つ」となりますが、ここから「そばにいる・応援する・味方になる」と意訳できます。
従って「僕たちがすぐ駆けつけるし、いつでも君の味方だよ」という親切心を表す言葉になるのではと考えました。
日本語歌詞の「ねぇそばいにいるよ ずっと」に似た表現ですね。
他人に興味がない、無関心なご時世
誰も彼も don’t care
(作詞: Zopp | 2022年 ENHYPEN [DIMENSION: 閃光] の「Always」から引用)
何もかもが don’t work
次に、2番Aメロの歌詞を引用させていただきました。ニキのパートです。
“don’t care” の care は「気にかける・心配する・関心がある」という意味の英単語です。
don’t を前に置いて否定形で用いられているため、ここでは『誰も彼も 無関心』と訳すことができます。
また “don’t work” の work は「正常に機能する・うまくいく」といった意味で使われ、こちらも否定形ですので『何もかもが うまくいかない』という訳になります。
全ての人が他人に無関心ではないと思いますが、何か面倒なことが起こっている場合などは特に、巻き込まれるのを防ぐために無関心を装いたくなりますよね。
続く歌詞の「白い目たち 無言プレッシャー」を含め、距離を置いて周囲から見つめられ、一人取り残される様子がイメージされます。
自己肯定感を高めてくれる優しい歌詞
焦らないで そう君は君のままで
(作詞: Zopp | 2022年 ENHYPEN [DIMENSION: 閃光] の「Always」から引用)
いいんだ always 信じてあげて
全てのサビに共通する歌詞を引用させていただきました。
いうまでもなく『頑張りすぎて疲れてしまっている』現代人を優しく包んで癒してくれる、素敵な歌詞です。
特に大人になると色々な役割を求められ、自分を見失いがちになりますよね。
2番Aメロに「周囲の人と 競争なんかしないで」という歌詞がありますが、他人と比較して自らを鼓舞することは時に大事ですが、気にし過ぎて劣等感を抱くのは良い状態ではありません。
良いところも悪いところも全て「今の自分」として受け入れ、前向きな気持ちで物事を捉え行動するための力(原動力)にする必要があります。
ここでも always が登場しますが、一般的な「いつも」よりは「常に・必ず」の意味が合うでしょうか。
『必ず(君だけは)信じてあげて』という表現であると考えています。
Always に MV はありませんでした…
調べてみましたが、残念ながら「Always」には MV が見当たりませんでした。
「DIMENSION: 閃光」のタイトル曲4は「Tamed–Dashed [Japanese Ver.]」であり、「Always」は収録曲としてプロモーション用の映像はなさそうです。
Always にダンスはありませんでした…が、
調べてみましたが、残念ながら「Always」にはダンス映像が見当たりませんでした。
ワールドツアー「ENHYPEN WORLD TOUR ‘MANIFESTO’ in JAPAN」(2022年11月1日~2023年1月22日)でのセットリストに含まれていたようですが、ダンスの振り付けが用意されていたわけではなく、ステージ上のセットに座ったり移動したりして歌うようなパフォーマンスになっていたようです。
[EPISODE] MANIFESTO in 神奈川 コンサートスケッチ(4′30~43″)
🗓2023年2月12日ENHYPEN Official YouTube
また、「Always🎤🕺」と題されたショート動画が、YouTube の公式チャンネルで公開されていましたので、参考までにリンクを貼っておきます。
Always🎤🕺
🗓2022年2月22日ENHYPEN Official YouTube
Always のステージ映像
日本のTV番組で披露された「Always」のステージ映像について、次に引用して紹介しておきます。
スッキリ (2022年5月3日)
まずは、スッキリ5でのステージ映像です。ENHYPEN の YouTube 公式チャンネルにて公開されています。
1番サビの後半と、Cメロ部分が省略された形で披露されました。
Always(スッキリ)
🗓2022年5月3日ENHYPEN Official YouTube
水色やサーモンピンクなどのパステルカラーでステージが彩られ、スマイリーフェイスの黄色い風船がポイントになった爽やかなセットが組まれています。
最後、引きの映像で見るとバスケットゴールも確認できますね。
メンバー全員が、白系の衣装で揃えられていました。
ジェイクとソンフンが立った状態で、他のメンバーは座ってのパフォーマンスとなっています。
映像を観て理解しましたが、ジェイク・ジョンウォンのデュオ(二重唱)はジェイクの方が高音を歌っていたのですね…(ジョンウォンじゃないんだ🤨)
バズリズム02 (2022年5月6日)
こちらは バズリズム026で披露された映像です。ENHYPEN の YouTube 公式チャンネルにて公開されています。
スッキリのステージと同様に、1番サビの後半とCメロ部分が省略された形で披露されました。
Always(バズリズム02)
🗓2022年5月7日ENHYPEN Official YouTube
このステージは薄いピンク色を基調とした、柔らかい印象のセットが組まれていました。
中庭をイメージさせるもので、ニキの後ろには満開の桜でしょうか。床の随所に草花の寄せ植えが配置されています。
衣装も白を基調に、ベージュ系のアースカラーでまとめられていました。
花柄の刺繍がメンバー毎に違っており、普段なかなか見られないスタイリングです。
個人的にはチロリアンテープが特徴的なジェイクの衣装と、襟と袖に色とりどりの刺繍が施されたジョンウォンの衣装がお気に入りです。ジェイの手編み風ニットベストも、良い雰囲気が出ています!
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
ENGENE 予備軍の方は、ENHYPEN の曲「Always」について多少なりともご理解いただけましたでしょうか?
また先輩 ENGENE の方は、私の整理した「Always」の関連情報について間違いありましたら、ご指摘いただけると助かります。
☀ Special Thanks ⚡
アイキャッチ画像:Rosy / Bad Homburg / Germany 様
「MV はありませんでした…」のイメージ画像:Mudassar Iqbal 様
埋め込み動画のサムネイル画像:Jan Alexander 様・andresilva5 様
@ Pixabay
コメント
日本オリジナル曲の2曲目となる「Always」は、癒しで溢れていますね!(嬉しすぎる🥹)ドラマ主題歌が先に決まっていて、後から楽曲が作られたのでしょうか…?